全国には、30万人ともいわれる難病を患う子どもが存在しています。その中でも、医療的ケアが必要な子どもの子育て、介護率は、実に、母親が95.7%にも上り、貧困、介護等の問題で疲弊している母も多く、母のレスパイト体制も多く求められる状況になってきています。本来、小児の在宅ケアにおいては、医療の面のみならず、子どもの成長に欠かせない療育、教育の部分に力を注ぐことが掲 げられているものの、そこに投入できる人材不足や制度等の問題から、現実的に解決しないケースも多く、母親に負担が大きくかかり、社会的にも孤立したり、うつ病を発症することもあると言われています。また、なかなか、病児を預けることが難しいことが多い為、母たちの就労の課題も大きく存在しています。それ故、病児はもちろんのこと、その病児の母たちへの自立に向けての支援や母たちが、社会的な役割を担う機会を提供することは必須の課題だと考えています。
難病児、医療的ケア児の看護等で、自分の時間を取れない母たちと難病児を亡くしている母たちが、 ひまわりが太陽に向かってまっすぐ咲いていくように、希望を持って前を向いて生きていくことができるよう、精神的な支えと社会的な役割を持ち、活躍の場面を創出していかれるよう、和太鼓の練習や演奏やスピーチを行っていきます。難病を患う子どもの母たちから生まれる和太鼓の音とスピーチは、彼女たちの生き様を反映するものとなり、多くの方たちの胸に届きます。そして病気のありなしに関係なく、ともに集った子どもたちが交流しながら学ぶ和太鼓のワークショップの開催、病児の母たちだからこそ、心情も立場も理解し、ともに考えていく病児の母たち向けの相談サロンを開設し、活動して参ります。
①月に1度、東京、大阪で和太鼓専門家を講師にした練習会を実施。
②年に4回、公演と一般市民、病気のありなしに関係なく実施する和太鼓体験等のワークショップを開催。
③東京と大阪で隔月で、病児の母たちの育児の相談や療育の相談等に乗るための相談サロンを開設します。
難病を患う子どもも家族も常に、ケアされる側として認識されることが多いが、当事者の病児はもちろん、家族で乗り越えてきた経験、いのちに対して持つ畏敬の念などを社会の多くの方たちに知ってもらうことは重要なことであり、それはケアする側でもされる側でもなく、彼女たちの生き様を私どもが教えてもらう大事な機会となると考えています。
彼女たちの和太鼓の音やスピーチを通して、彼女たちから学ぶことは、真の「共生」を考える意味でも、誰もが持つ社会的役割を認識することにも繋がり、多くの意識変容の機会を提供することになると思っています。
実際に活動に参加した母たちの意識の変容の様子や、母たちが元気になることで生まれる家庭での行動の変化、家族運営における変化などをヒアリングやアンケート等で実施していく予定です。また、彼女たちの太鼓の演奏やスピーチ、相談サロン等が、他の人たちにどのくらい影響を及ぼすことができるのかも、アンケート等で分析していきます。
難病を患う子どもの母としてだけでなく、一人の女性として、一人の人間として、前を向き、ステージに立ち、スピーチや演奏をしていくことで、自分自身の自信を持ち、病児の母だからこそ、貢献できる社会的役割を見出していくことが可能となります。また、病児を亡くした母たちにとっては、とても質の高いグリーフケアにもなっていきます。
受益者の声
和太鼓なんて叩いたこともなかった自分が、夢中で練習をし、それを多くの方の前で披露した時に、世界が変わったような気がしました。自分が人前で何かをやるなんて考えもしなかったことですが、仲間に助けられ、自分自身がとても誇らしく嬉しく、新しい自分を見ているようでした。
3000円あれば、和太鼓の撥が1組購入できて、母が1人和太鼓プロジェクトに参加できます。
更に3000円あれば、太鼓の練習台が購入できて、母が家での練習に励み、元気になります。
10000円あれば、母たちが和太鼓のスタジオで練習をすることができます。
10000円あれば、母たちが相談サロンを開くことができます。